セルフクリーニング機能とは?

[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]エスプリの「セルフクリーニング機能とは?」 新しいカーコーティングの親水性を詳しく解説![/st-cmemo]
愛車を長年使うほど、ボディーに汚れが付着して当初の美しさを失っていきます。
一般的には年数を重ねるほど、汚れがボディーに積み重なっていきます。
多くのお車が年月とともに外観の美しさを失っていく中で「何年か前の車なのに、新車のように綺麗な車だな」と思うお車に出会ったことはありませんか?
そのようなお車は「セルフクリーニング機能」を持つコーティングを施工したお車かもしれません。
今回は、愛車のボディの「セルフクリーニング機能」と、それに必要な「親水性」についてお話しします。


[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]「親水性」カーコーティングのメリットとは?「親水性」と「撥水性」の違いについて[/st-point]
「親水性」という意味をご存知でしょうか?
文字通り、水との相性が良いということを意味します。一般的に、水と混ざりやすい性質や、水を吸収しやすい性質をもつ物質が「親水性の高い物質」と言われています。
それでは、愛車のボディの塗装面における「親水性コーティング」とはどのような物なのでしょうか?
「親水性のあるボディコーティングの塗装面」とは、表面に水が広がり、塗装面とその上に乗った汚れとの間に水の膜が入り込むような特性を持つものを指します。
親水性ガラスコーティング施工後の状態
※ 親水性コーティングの表面にのった水滴は不規則な形になります。

反対に、「撥水性の高いボディコーティングの塗装面」は、水が表面に広がらず、玉のように水滴が弾く特性です。

撥水性ガラスコーティング施工後の状態
※ 撥水性コーティングの表面にのった水滴は丸い球状の水玉になります。

 

[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]「セルフクリーニング機能」を持つカーコーティングとは?[/st-point]
「セルフクリーニング機能を持つカーコーティング」とは、「親水性」があり、雨で汚れを洗い流す機能があるコーティングを示します。
親水性ガラスコーティングの最大の特徴はセルフクリーニング機能
水となじむ「親水性」のあるボディより、水をはじく「撥水性」のあるボディのほうが、汚れもはじくのでは?と感じられるかもしれません。しかし、「撥水性」のあるボディは、水ははじきますが、塗装面に残った水滴がイオンデポジット(輪染み)になり易く逆に美観を損ねてしまう場合があります。
一方、「親水性」のあるボディは、空気中にある水分を取り込み、ボディの表面に薄い水の膜を作ります。(超親水現象)そうすることで静電気を抑え、ほこりなど付着しにくいだけでなく、付着した油成分等の汚れも水分の膜の上にあるため、雨の日に綺麗にボディーの汚れを洗い流せるのです。このように、雨の日に愛車自らが汚れを落とす機能を、「セルフクリーニング機能」と呼びます。セルフクリーニング機能のある愛車のボディは、長期間外観の美しさを保つことが出来ます。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” add_boxstyle=””]■ 撥水性コーティングと親水性コーティングの暴露試験 ■[/st-minihukidashi]
『雨ざらしで放置すると、撥水性よりも親水性の方が汚れの付着が少なくなりました。』
試験用として準備したボンネットの向かって左側に撥水性コーティングを施工、右側に親水性コーティングを施工して屋外に放置して汚れの付着度合いを比較しました。1ヶ月程度では、大きな違いがありませんでしたが、約2ヶ月を経過した時点で付着残留した汚れに大きな違いが確認出来ました。撥水性を施工した側の汚れ付着度合いを100%とした場合、親水性の方は10〜20%程度の汚れとなりました。(目視ではありますが。)
放置期間は、2021年12月17日〜2022年 2月 14日(約2ヶ月弱)です。撮影日前日の2月13日に、試験場所(神戸市東灘区)では雨が降っており、翌日の2月14日に撮影を実施しました。

撥水性コーティングと親水性コーティングを比較した暴露試験の結果です。
親水性コーティングを施工している箇所にも汚れは残っていますが、撥水性コーティング側と比較すると、明らかに汚れが少ない事が確認出来ます。

● 2022年4月14日追加情報
黄砂や花粉で汚れやすい春の季節になると更に差がはっきりと確認出来ました。


親水性ガラスコーティングの水が自然に引いていく様子(20倍速:27秒)※ 実際には9分間の動画を早送りした動画です。


[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]特に屋外保管されている方には最もお薦めのコーティングとなります。[/st-point]

車の外観は、大切なその愛車の印象を大きく左右するものです。そのため、ずっと綺麗な状態を保ちたいですよね。ボディのクリーニングを愛車自ら行ってくれる、親水性のあるコーティングは、とても大変な愛車のボディのお手入れを頻繁にしなくても、雨が降る度に長期間美しい状態を保ちます。
「セルフクリーニング機能」のあるコーティングは皆さんの愛車を長く美しく保つために最適なコーティングです。愛車のコーティング選びの際は、耐用年数や価格等にこだわるのはもちろん、性能面で「セルフクリーニング機能」があるかどうかもご検討ください。
弊社のカーコーティングでは全てのバリエーションに美観の追求と共に標準仕様として「セルフクリーニング機能」を付帯強化しております。
雨が降る度に汚れが落ちていく「セルフクリーニング機能」による他とは違う愛車の美観にご満足ください!

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[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]豆知識 自然における 親水性と撥水性 [/st-point]

● カタツムリの殻に見られる親水性によるセルフクリーニング
カタツムリの殻の表面にはナノレベルの凸凹構造があり、そこに水が入り込んで水の膜を作っています。表面が水に覆われているため汚れが付いても雨や露で汚れを洗い流せます。そういえばい、汚れたカタツムリを見た記憶はあまり無いのではないでしょうか?
カタツムリの殻の表面は親水性なので汚れ難い

● 蓮の葉に見られる撥水性による防汚効果
蓮の葉の表面には非常に小さな凸凹があり、さらにその表面に数100分の1の多くの突起が付いていて、水玉が潰れるのを防ぎます。葉の表面で水が弾き転がり落ちるときに汚れを一緒に落とし表面をキレイに保ちます。また葉の表面にはワックス状の成分が含まれているため水は弾きますが、その一方で有機系の油汚れは落ちにくい特徴があります。
自然界で撥水性の特徴を持つ蓮の葉

自然の生物の力って凄いですね。このような生物の持つ特徴・機能を模倣して工業技術に活かす事をバイオミメティクスと呼びます。

 


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