ボディーに付着したペンキ・塗料片を除去する方法
住宅外壁の吹付け塗装工事時など、スプレーされたペンキ(塗料片)が風にのって飛散して、車のボディーに付着してしまう被害があります。今回は、テスト用のトランクを使用して、塗装面に付着したペンキの除去方法や注意点をご説明致します。
ペンキの除去には、様々な溶剤を使うケースもありますが、最もメインに使用するのは『トラップねんど』です。
『トラップ粘土』はカー用品店や通販サイトで販売されている物もあります。ボディーに付着したペンキはこの『トラップ粘土』で擦り落とします。
粘土を使う際は、適時、水をスプレーしながら、優しく作業を行います。しかし、どれほど丁寧に作業をしても薄く浅い傷が入ってしまいます。特に黒など濃い色のボディーの場合は傷が目立ちます。
粘土でペンキを除去出来たら、塗装表面に付いてしまった小キズを磨きとります。
塗装研磨は、専用のポリッシャーを使って、バフとコンパウンドを組み合わせて作業します。
粘土を使った後はこの塗装研磨作業が美しい仕上がりを実現するために大切です。
磨き上げられた塗装表面は傷が綺麗に消えて、美しい状態に復元出来ます。
最後に、もし自分で塗装面に付着したペンキを取るために、市販の『トラップ粘土』を使用する際は、最初に目立たない場所で、傷が入るか入らないか、傷の程度がどのくらいか等を確かめてから作業される事が大切です。
特に、濃いボディーカラーで広い範囲に傷が入ってしまった場合、手作業で塗装を磨くのは非常に困難です。
塗装面に付着したペンキを除去する場合は、出来る限り専門店に依頼されることをお薦めいたします。
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