ボディーのザラつき 原因その1 鉄粉とは?

ボディーを触って「ザラザラ」とする手触りを感じた事は無いでしょうか?
その手触りの原因は『鉄粉』かもしれません。
鉄粉の一番身近な発生源は、走行中のクルマのブレーキダストです。ブレーキをかけるとパッドとローターが擦れて鉄の粉が発生し空気中に舞い散り、塗装表面に付着します。塗装に付着した鉄粉は水分を含み錆びる時に塗装表面に侵食して強力に固着してしまいます。
(この現象を酸化融合と言います。)

鉄粉が付着した車のボンネットです。

一旦、固着してしまった鉄粉は専用の薬品(鉄粉除去剤)で洗い落とすか、鉄粉除去ネンドで擦って除去する事になります。
※ 重要な情報です。
ご自身で、鉄粉除去剤を使用して作業をされる場合、必ず目立たない箇所で、液剤によって塗装に異変が発生しないことを確認して下さい。一部の塗装(黄色)などでは、修復不可能な変色が発生事例が確認されております。

鉄粉が付着した車のバンパーです。

固着した鉄粉を長期間放置すると、赤茶色のサビ汚れでおクルマの美観が著しく損なわれます。また、侵食が酷くなると、除去処理後も塗装に小さな点々の跡(ツブツブとした小さな凹み)が残ってしまう事もあります。
鉄粉の被害からおクルマを守るためには、早めの洗車が一番の対策です。また、鉄粉が付着した場合は出来るだけ早めに除去処理を行うことをお勧め致します。

※ 鉄粉の原因はブレーキダストの他に、鉄道の線路、工事現場、鉄工所など様々な所に存在します。お気をつけ下さいませ。

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